ご無沙汰しておりました。

11月22日〜12月2日まで卒業試験タケナワでありまして、しかも、たった一人で

内分泌・代謝不合格

まで食らったので、これ以上食らわないようもう必死でした。今回の卒試では1人落ち、2人落ちという少数精鋭パターンが続出しており、まさかそれに自分が引っかかるなど夢にも思っていませんでした。日記も書きたいけどそれどころじゃないという雰囲気で、ブログの日記を毎日つけているなすび君は偉いなあと思いつつ、泣きたい気持ちを抑え、彼女に会うのも我慢して勉強した。

それにしても、不合格を食らうほどひどい答案を書いた覚えはなく、さりとて思い当たるフシがないわけでもなく、だから結局直談判に行くほどの勇気もなく、2日の「総合試験」終了後は12月14日の追試に向けて勉強を始めていた。勉強をしていくと確かに、大きな穴があちこちに開いている。総合試験の問題を友達と話し合っているときにもいろんな穴があることを実感した。これなら追試を食らっても仕方がないと納得し、柿の実ちぎりを手伝いつつまずは国家試験の問題集をはじめからもう一度解き直している冬の夕暮れであった。

祖母が取った電話のスピーカーから「丸川大学の学生係ですが」と言う声が聞こえた。なんだろうと代わってみると……

「12月14日の『内分泌・代謝』の追試の件ですけれども、あなたが不合格になっていたのが間違いだったと担当教室から連絡がありました。ですから追試はありません

え……え?えっ?ええっ?な……なんかわからんけど、やったあ!

てかこの金土日のブルーな気分をどうしてくれるって気持ちはなくもなかったけど、その鬱憤をぶつけたおかけで彼女を初イキに導くことに成功したし、 まあいっか、それより「国試で苦しまないように、内分泌・代謝の苦手意識を今のうちに克服しておけ」というお告げだったのだろうと考えて、一応追試があるものと仮定して勉強は続けることにした。

それにしてもこれはどういうことだったのだろうか。

(1)たった一人を落とすのはかわいそう(orめんどくさい)だから合格にしてやろう。
(2)学会その他の事情で追試要員が確保できないので合格ってことにしといてやろう。
(3)答案が何枚かなかったので持ち帰りをしたものとして不合格にしたら後から発見された。
(4)圧倒的な激速攻で出して帰りやがったので(20数枚と言う問題の多さにもかかわらず1時間03分で提出した。そのあと外で待っていたが15分以上誰も出てこなかった)「内科はしっかり考えなければダメだ」との警告の意味をこめて計画的に一旦不合格→合格とした。
(5)例年「一人落ち」が見られるが、これは『担当診療科の一本釣り』であるとの説が流れている。実際に某科では追試に来た学生に試験を課すどころか懇切丁寧な講義をした上に飲みにも連れて行ったためその学生が入局したという事例がある。内分泌・代謝の担当課は内科であり、僕は外科志望であるという情報をどこかから仕入れて「見込みがないならやめよう」ということになった。

(4)(5)はほとんど妄想。(3)が一番可能性が高いかなあ。それにしても謎の多い不合格騒ぎ(僕の中だけでの騒ぎだったが)だった。なにはともあれ、他にも落ちるかもしれないと危惧した科目は(友人情報によると)すべて合格が出ているので、国試だけに集中できる。ありがたいことだ。