最近の越後屋

9月22日に実習、同30日に授業のすべてのカリキュラムが終了し、あとは10月20日から始まる地獄の卒業試験(〜12月2日)と、2月17〜19日の医師国家試験を残すのみとなったダメ医学生越後屋です。

6年間(実際は5年半だけど)、早かった。二度目の入学式の時には、この先訪れる6年間に遠く想いを馳せ、6年後に医師として働き始めているであろう自分を想像し希望と不安に襲われるがままに身もだえしていたのに、5年半経ってみると大して賢くなってないどころか年齢による衰えさえ感じ始め、このまま医者になって大丈夫なんだろうかという不安さえ頭をよぎりやはり身もだえする今日この頃。志望も最初の頃は「外科なんて野蛮だ、これからは内科の時代だ」なんて言ってたくせに、最近は歳のせいか気が短くなってきたこともあり「内科なんてかったるくてやってらんない、外科で楽しく生きていく」とドラスティックに方向転換。でも体力が不安だったりもする。

そんな越後屋は、最近ジョギングと中国語に夢中です(バカ)。ジョギングはきたるべき地獄の研修医時代に向けて体力づくりにと5年ぶりに再開した。週2〜4回、夜涼しくなってから近所の堤防を走る。最初は出身小学校を通る3.5kmのコースを走っていた。始めた日はちょっと走っただけでぜいぜいと息が切れ、運動不足をはげしく実感。途中3回ほど歩いて35〜40分くらいかかっていた。身体というものは意外に順応性があるらしく、次の日にはボテボテだがノンストップで走れた。徐々にペースを上げ、20分くらいで走れるようになると物足りなくなり、徐々に距離を伸ばし、現在走っているのは約5.5kmのコース。

僕が住んでいる場所は2本の川が合流する地点で、さらにそれらを間でつなぐ水路に挟まれ、四方を完全に川(堤防)に囲まれている。その堤防を一周走るとだいたい5.5kmになるのだ。ここ数回は逆走(反時計回り)しているのだが、この方が気分がいいことがわかった。時計回りは街灯りの少ない方へと走っていくが、反時計回りでは走れば走るほど明るくなって楽しい。

中国語は、合唱編曲を頼まれたのが縁で始めた。正確に言えば、再開した。既に独学で簡体字、基本的な発音やごく初歩的な文法の知識はあったのだが(そうでなければ楽譜に簡体字中国語を打ち込めない)、リスニング・スピーキングを含めて始めっから訓練しなおそうと思い始めた。漢検一級に受かってしまったことで、漢字の世界を広げるには中国語の世界に踏み出すしかないと考えたことも理由の一つである。これがまた、なかなか楽しい。韓国語での漢字の読みを忘れるくらい「どとー」に勉強している。

で、医学の方はどうなったのかって? いや、受かるという漠然とした根拠のない自信ならいくらでもあるんですけどね……