漢検1級、2回目の挑戦!

03年の10月に、合格点に5点足りずに涙をのんだ漢字検定1級。コテンパンにやられた(例えば40点足りなかった)とかならやる気も出たが、5点足りないだけというのが却ってやる気をそぎ、1年半以上のブランクを経ての再挑戦となった。前回よりは読めない・書けない漢字も圧倒的に減り、四字熟語や故事成語に関する知識もかなり増えた。そういう手ごたえの元に自己採点をしてみると、

……前回の自己採点と同じく161点。

前回の結果から考えると合格はかなり厳しいことになる。弱点として十分に対策をした四字熟語や故事成語はかなりいい結果だったのだが、最後の長文、それから熟字訓でかなりやられたのが効いてしまったらしい。それ以外のところは対策のしようもあるが、長文はいかんともしがたい。1級ではおなじみの幸田露伴だけならまだしも(もちろん露伴だけでも当方は殲滅されてしまうのだが)、中江兆民なんかが出てくるともうお手上げ。そもそも当時、こんなもんを読んで自由民権運動に加わろうと思った奴がかなりの数いたことだけで既に驚きである。……まあ、小手先の試験対策にとどまらず、良質の古典漢籍に日常的に親しめということなのであろうが、そういうものは手の届くところ(=文庫版)にはそうそうないのが実情だ。手を伸ばしてないだけだといわれればそれまでではあるが。