産科婦人科第一日目。

昨年の2月16日から始まった臨床医学実習もあと2週間。臨床医学実習最後の科、産科婦人科(僕の大学では「産婦人科」ではない)での実習が始まった。前評判では、することもないし先生たちも相手にしてくれない、ということだったが、学生担当の先生は4月付けで別の大学に転勤になるし、教授にとっても退官前最後の実習班、僕らにとっても実習最後の班、と「最後づくし」なので妙に気合が入っている。まあ、やたら暇で実習が終わったあと何も残ってないようなのよりは、忙しくて勉強になるならその方がいい。

8人の班の前半4人が今週婦人科、来週産科を回る。僕は後半4人グループで、今週が産科。午後、先生から患者さんを紹介された。妊娠32週で発症した重症妊娠中毒症。気さくな感じの方だったが、やっぱりかなり調子が悪そうだった。いろいろお話を聞かせてもらおうともう一度病室に行ったら、ご家族がお見舞いに来られていたので聞けなかった。明日聞けばいいや。

妊娠中毒症というのは腎臓が悪い時と似たような症状(尿にたんぱくが出る、高血圧、むくみ)が出るのだが、実は腎臓が悪いのではなく別の原因でまず高血圧が起こり、そのあおりを食って腎臓が悪くなるために尿にたんぱくが出るのだ。ふーん。初めて知った(爆) どうやって4年の試験地獄を潜り抜けてきたのだろう。やばいぞ、俺。