奇跡的な展開

yechigoya19742005-02-25


ほんのわずかな工夫で第三曲の難局を乗り切ることができそうだ。しかもまた、奇跡的な展開をたどってイ長調に回帰した。はからずも全曲ともイ長調で終了することになる。たった3曲しかないこの組曲はどうあってもラの音に惹かれていくようだ。初めての組曲にはふさわしいかも。

僕の両親を結びつけたのは、九州一の大河を歌った、ソの音に回帰したがる組曲だった。ソの音は色で言えば青色なのだという。水の色だ。しかし、その組曲の第一曲冒頭、激しく生命が迸る響きをあらわすかのようなピアノのグリッサンドイ長調の和音だ。生まれること、生きることをテーマにした僕の組曲イ長調を指向するのは偶然ではないのかもしれない。