吹雪!もはや北国のノリ!

yechigoya19742005-02-01


朝起きると一面の銀世界。九州を襲ったこの冬一番の寒波は久留米の町を白に填めた。並みの九州の大学生ならまず学校へは行かないところだ。特に昨日まで風邪でダウンしていた僕はなおさら行きたくない。しかし今日は教授担当の診察実習だ。行かないわけにはいかない。幸いきのうとは打って変わって調子がいい。風邪には打ち勝てたらしい。仕方なく電車に乗る。福岡に近づくに従って白がペリペリと剥がれてゆき、福岡に着くといつもと変わらない街並みがそこにあった。しまった、自転車が使えた、鍵持ってくれば良かったと後悔。しかし外に出ると台風もびっくりの強風が横殴りに吹き付ける。自転車を避けたのは正解だったようだ。

9時に実習のある部屋に移動して患者さんを待つ。僕らは大事なことを忘れていた。窓の外は九州の景色とはとても思えない狂態(写真)。僕が来たくないと思うくらいだから、具合の悪い患者さんが来るはずもない。10時過ぎ、診察実習の中止が決まり、外来の見学に変更になった。何例かの胎児エコーを見せていただいて終わりになった。

先週まで担当だった産科の患者さんに会いに行く。赤ちゃんを産んだことで妊娠中毒症の症状も軽快し、無事生まれた赤ちゃんの名前も決まり(4歳のお兄ちゃんが名付け親になったそうだ)、ほんとうに幸せそうだった。食事がイマイチ(妊娠中毒症食が続いてるから)なのと個室で話し相手がいないことが目下の悩み。幸せな証拠ですよっ(*^_^*) 産科婦人科というと、やたら訴訟が多くてなり手の少ない科、という印象だったが、無事赤ちゃんが生まれて喜ぶお母さんの姿を見ると、これこそが産婦人科医のやりがいなのかな、と思った。患者さんは本当に話したかったみたいで、30分以上引き留められていろんな話をした。学生にできることってこれくらいだもんなあ。

夕方からの塾講師のバイト。大雪と、筑後地区私立高校入試の当日だったことが重なって、出席率は低かった。でもみんな、ご苦労さま。頑張った人にはいい結果が返ってくるよ、きっと。